頸部ヘルニアの合併症で高血圧になることがある

高血圧は動脈硬化などの合併症を生むとして注意しければなりませんが、頚椎ヘルニアの合併症として高血圧になることがあります。頚椎ヘルニアは血圧を低下させたり上昇させたりすることがあります。頚椎で骨や軟部組織が変形すると、その刺激が頸部周辺の交感神経に伝わって血圧を変化させるためです。特に血圧が上がる人が多く、頚原性高血圧と言います。合併症として発症した時は、血圧が高いだけでなく首の痛みや頭が引っ張られる感覚、腕のしびれなどの症状もあります。医師の中には自分の専門とする病気しか治療しないことがあります。高血圧だと診断されて降圧剤を飲み、生活習慣を変えても治らない場合は、ヘルニアが原因のことがあります。ヘルニアは必ず手術して治すと考えられがちですが、手術をしない方法もあります。整形外科では保存療法を行うことがあります。運動療法は神経が圧迫されたり、血行が悪くなるのを防ぐので高血圧対策に有効です。頚椎は構造から上を見上げる動作と首を横に出す動作に向いていません。これらの動作を頻繁に行うと神経を圧迫しやすいです。よって顔を下に向ける動作と横を見る動作は負担が少ないです。しかし負担が少ないとされる動作でも一つの関節だけを動かそうとすると、ケガの原因になります。よって横を見る時は体も少し横を向かせるなど、連動させると痛みが軽減します。特におすすめのやり方が牽引と安静を繰り返す運動です。具体的には水泳のクロールが挙げられます。平泳ぎは頸部を反る動作があるので、症状を悪化させやすいです。頸部は腰部と違ってすぐに傷めやすいので、症状が重い時期は無理に行わないのが良いです。安定期に入ったら医師と相談して、運動の頻度を決めます。